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シーソーゲームの様相を呈したTGL presented by SoFiの月曜ナイトマッチで、アトランタ ドライブGCがボストン コモン ゴルフを6-3で破り、今季のプレーオフ出場をいち早く決めた。
ヒーローとなったのはビリー・ホーシェル。パー3の14番ホール(Triples最終ホール)でバーディパットを沈め、
チームに勝利ポイントをもたらすと同時に、プレーオフ進出へ導いた。
ホーシェルの勝利の瞬間と“オーナーとの喜びの握手”
試合を決めた直後、ホーシェルが最初に向かった先は、NFLのアトランタ・ファルコンズのオーナーとしても有名なアーサー・ブランク氏。アトランタ ドライブGCのオーナーでもあるブランク氏は、いつも通りSoFiセンターの特等席でチームを見守っていた。
「プレーオフへようこそ!」と声をかけたホーシェルは、パトリック・キャントレー、ジャスティン・トーマスらチームメイトともどもブランク氏と固い握手を交わす。さらに、その隣に座っていたマサチューセッツ州出身のPGAツアーコミッショナー、ジェイ・モナハン氏にも冗談交じりの“挑発”を忘れなかった。
「残念だけど、あなたの地元のボストンを倒しちゃいましたね」とホーシェルが言うと、周囲は笑いに包まれた。
アトランタ3人組の強み:役割分担が功を奏す
今季は3勝1敗という好成績で上位を走るアトランタ。チームの魅力を語るトーマスは、「うちのチームにはあらゆる要素が揃っていると思う」と自信をのぞかせる。
「パット(キャントレー)と僕は、ときどきホーシェルに任せきりにして、彼がやりたいようにやらせるスタイル。自分は必要なときだけ盛り上げ役に回り、パットは冷静にチームをまとめる“親”みたいな存在。お互いのキャラクターやゴルフスタイルがうまく噛み合っているんだ。」
粘りを見せたボストン、あと一歩及ばず
一方、Rory McIlroy(ロリー・マキロイ)、Keegan Bradley(キーガン・ブラッドリー)、松山英樹を擁するボストン コモン ゴルフ(通称 “ボールフロッグス”)も、プレーオフ圏内を狙う上では負けられない大一番だった。前半は2-1とリードを奪い一時は有利に立ったが、12番ホール(Triples形態)でのハンマー争いから流れが一気に変化。キャントレーのピンそば3フィートにつける好ショットに対してマキロイがチップイン未遂に終わると、アトランタは迷わずハンマーを投げ、勝負どころで2ポイントを奪取。これが決め手となり、ボストンは巻き返せないまま0勝3敗1分けと苦しいシーズンが続く。
実際、試合序盤からボストンはチャンスを作っていた。1番ホールではマキロイがピンを直撃するほどのショットを見せ、4番ホールではマキロイのバンカーショットで1ポイントをもぎ取っている。しかし、細かいミスや終盤の勝負強さでアトランタに及ばず、またしても初勝利を逃した。
ロサンゼルス、ザ・ベイも続々とプレーオフ進出
同日行われた早い時間の試合では、ロサンゼルス ゴルフクラブがニューヨーク ゴルフクラブを延長戦(Overtime)の末5-4で下し、プレーオフ行きに王手をかけていたが、その勝利で順位を確定させ出場を決定。その後、ニューヨークの敗戦によりザ・ベイ ゴルフクラブもプレーオフ進出が確定した。
次戦の予定
2月25日(火)
まとめ
ボールフロッグス(ボストン)は数字上まだプレーオフの可能性を残しており、3月3日午後7時(東部時間)のニューヨーク戦が正念場となる。
一方、プレーオフ進出を決めたアトランタは、3月4日午後7時(東部時間)にタイガー・ウッズ率いるジュピター リンクス ゴルフクラブと対戦。
順位をさらに上げるべく、好調なゴルフを続けたいところだ。詳しいスケジュールや最新のソフィカップ(SoFi Cup)順位表などは、
公式サイトで随時更新されている。果たしてボストンは今季初勝利を挙げ、逆転でプレーオフへ駆け上がることができるのか。
アトランタをはじめとする強豪陣営が、最後まで混戦を演じそうなTGLシーズンはますます目が離せない展開だ。