TaylorMade Qi35 MAX ドライバー徹底解剖｜“10K MOI”の安定感と直進性が飛距離を変える

TaylorMade（テーラーメイド）が2025年に送り出した最新ドライバー「Qi35 MAX」。
10,000を超えるMOI（慣性モーメント）と低重心設計による高い直進性が特長で、
「フェースのどこで打っても飛ぶ」ことをコンセプトに開発されました。

👉 初心者にはやさしく真っすぐ飛ばしやすく
👉 ギア好きには10K MOIとフェーステクノロジーが刺さる
このモデルは、まさに両者のニーズを満たす完成度の高い1本です。

1. モデル概要と設計思想

Qi35シリーズのキーワードは「Distance from More Face」──
芯で打たなくても、フェース全体で飛距離と方向性を出せる設計です。

引用：公式サイト
特にMAXモデルは、シリーズの中で**最も高い寛容性（許容性）**を持つモデル。
トウやヒールなど芯を外したショットでも飛距離ロスを抑え、ブレにくい弾道を実現します。

2. Infinity Carbon Crownによる軽量化と低重心設計

引用：公式サイト
ヘッド上部の「Infinity Carbon Crown」はクラウン部分を全面カーボン化した構造。
これにより余剰重量を大幅に削減し、ヘッド後方・低部へ再配置することで低重心化と高MOI化を実現しています。

• 高打ち出し

• 低スピン

• 安定したキャリーとラン

3. 34gタングステンバックウェイトと「10K MOI」

引用：公式サイト
ヘッド後方に配置された34gの大型タングステンウェイトは、Qi35 MAXの性能の中核。
TaylorMade独自のSymmetric Inertia Generatorによって
ヘッドの慣性モーメント（MOI）を 10,000台 に高めています。

• オフセンターヒット時のねじれを抑える

• 直進性が高く、左右のブレを軽減

• 飛距離ロスを最小限に

4. フェーステクノロジー｜“フェースのどこで打っても飛ばす”

Qi35 MAXには「4代目 Carbon Twist Face」と「Thru-Slot Speed Pocket」を搭載。

• 軽量＆高反発のカーボンフェース

• 打点ズレによるスピン変動を抑制

• 下部ヒットでも初速を落とさないスロット構造

5. ロフトスリーブによる調整機能

Qi35 MAXは、TaylorMadeおなじみの**ロフトスリーブ（±2°）**を搭載。
ロフトとライ角を調整することで、
自分のスイングや理想の弾道に合わせたチューニングが可能です。

6. シャフトフィッティングと打ちやすさ

標準シャフトは軽量で扱いやすいモデルが用意されており、
MOIの高いヘッドとの相性も良好。
一方で、ハードヒッター向けにTour系シャフトへのリシャフトも視野に入ります。

7. 実戦でのパフォーマンス傾向

• トウ・ヒールミスに強く、曲がりにくい

• 高弾道でキャリーをしっかり出せる

• 中〜中高スピン設定で安定性が高い

⚠️ ハードヒッターで極低スピンを求める人は、Qi35 LS モデルとの比較がおすすめです。

8. 打感・打音の特徴

Infinity Carbon Crown と高剛性フレームによる、低く締まった打音が特徴。
マット仕上げのクラウンは構えやすく、安心感を高めます。