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先日開催されたTGL(The Golf League)第2戦で、ロサンゼルス・ゴルフクラブ(LAGC)がジュピター・リンクス・ゴルフクラブ(JLGC)を相手に12-1という圧倒的スコアで勝利を収めた。試合はフロリダ州パームビーチガーデンズのSoFiセンターで行われ、オープニングから熱気あふれる演出で観客を魅了した。
目次
「Eye of the Tiger」にのせてタイガー・ウッズ登場
この日の主役として注目を集めたのは、やはりタイガー・ウッズ。イントロが流れると同時に赤い照明が会場を染め、煙が立ち上るステージから“Eye of the Tiger”をBGMにウッズが姿を現す。黒一色のウェアにキャップを後ろ向きにかぶったウッズが「準備はできているか?」と呼びかけると、観客からは大歓声が上がった。
ウッズはケビン・キスナー、マックス・ホマとともにジュピター・リンクス・ゴルフクラブを代表。初っ端から“TGL独自のハンマー(Hammer)”という制度を活用し、1ホールの得点を倍にする大胆な仕掛けを見せるなど、序盤から会場を熱狂の渦に巻き込んだ。
LAGCはモリカワ、ローズ、ティーガラが躍動
しかし、勝負を決定づけたのはロサンゼルス・ゴルフクラブ(LAGC)のメンバー、ジャスティン・ローズ、コリン・モリカワ、サヒト・ティーガラの活躍だった。試合はトリプルス形式から始まり、ローズが中距離パットを次々と沈めて先制。さらにモリカワはフェアウェイから安定したショットを連発し、ティーガラもロングドライブやクラッチパットで得点を重ねる。序盤からLAGCがリードを握ると、その勢いを最後まで維持した。
セリーナ・ウィリアムズが熱烈応援
LAGCの共同オーナーであり、テニス界の女王として知られるセリーナ・ウィリアムズも会場に駆けつけた。夫であるアレクシス・オハニアンと並んで最前列から選手たちを見守り、試合中には中継ブースに登場。ウッズの長年のファンだというウィリアムズは「タイガーを応援したい気持ちもあるけど、やっぱりLAGCが勝ってほしい!」と複雑な思いを口にしつつ、ウッズが初めてパットを決めた際には「タイガー、やっと決めたわね!」と冗談交じりの声援を飛ばして盛り上げた。
“若きウッズ”の存在感とキスナーの珍プレー
会場にはウッズの息子・チャーリー君と母・クルチダさんも姿を見せ、家族でタイガーを応援。スコアが大きく離れる中、キスナーは「チャーリー、手伝ってくれないか?」とジョークを飛ばすなど、苦しい展開をユーモアで盛り上げた。
さらにシングルス形式に移行した終盤には、キスナーがパー3のホールでバンカーショットを思い切りミスし、旗竿に直撃する“珍プレー”を披露。あまりの豪快さにウッズまで腹を抱えて笑い転げるという和やかなシーンもあった。
LAGCがリードを拡大、SoFiカップの首位タイに
LAGCは9番ホール(パー5)でも“ハンマー”を駆使して2ポイントを追加するなど確実に点差を広げ、最終的には12-1の大差で勝利。この勝利により、SoFiカップのポイントでLAGCは首位タイに浮上した。
ローズは試合後、「いつもは静かな環境で集中してプレーするタイプだけど、こういう騒がしい雰囲気も良い刺激になる。特にタイガーと最初に当たれたのは大きな経験だ」とコメント。またティーガラは「アドレナリンが出まくって、普段より1クラブ大きく飛んでいた。こういう環境で戦うのが本当に楽しい」と手応えを語った。
次回対戦
ジュピター・リンクス・ゴルフクラブ(JLGC)は1月27日にボストン・コモン・ゴルフとの一戦で初勝利を目指す。LAGCは2月4日に同じくボストン・コモン・ゴルフと対戦予定。TGLのシーズンは始まったばかりだが、ウッズを擁するJLGCと勢いに乗るLAGCの動向から目が離せない。